メディア情報

教師塾、女性塾、社会人塾、進学塾の各コースのご紹介から代表者の思いに至るまで、掲載されました。

ぜひご一読ください。

群馬県前橋市古市町、中央カレッジグループ本部ビル6階にて、「剣道の技と心」をテーマとし、講演をさせて頂きました。

1. 剣道の歴史
2. 戦いに打ち勝つ為の心
3. 相手に打ち勝つ心、自分に打ち勝ち心
4. 人としての心～礼儀を大切にする理由
5. 剣道の国際化

の5項目をテーマに講演致しました。

全日本剣道連盟の範士、世界選手権の日本代表選手など剣道の中核となる剣士は、技よりも心の部分の充実が求められます。対人競技であるがゆえに、その相手や、周りの人間を尊重し敬意を表さなくてはならない、その方法として、礼儀を大切にしています。

全日本剣道連盟の理念に「剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である」とあるように、心の部分を大切にする剣道は日本の伝統文化です。

この剣道の精神は、社会生活にとっても最も必要で重要なことなのではないでしょうか。

剣道はスポーツではありますが、剣道を通じて得た、心の在り方や行動指針は社会及びビジネスの場に於いても役立ちます。

会場には経営者様から会社員様など剣道未経験者の方でも、感慨深く聞いてくださり、心から感謝しています。

受講者の皆様に何らかの形で役立つことを願っています。

◎前橋と高崎女 全国大会導く…剣道の中曽根径子さん

沼田女校長を定年退職。

前橋と高崎女の剣道部を全国高校総体（インターハイ）に出場する強豪に育て上げた。158センチの小柄な体で稽古を付け、気持ちで負けない姿を示してきた。「指導した日々はひと言では語れない。代え難い時間だった」と目を細める。

大分県で生まれ育った。「一番人気のスポーツが剣道」というほど競技が盛んな地域。周囲には女子も多かった。高校３年のインターハイ県予選決勝で敗れ、目標だった全国出場を逃した。そのとき、「指導者になって、生徒を全国に連れて行く」と決めた。頂点を目指すことの大切さを伝えたかった。

指導者として大きく成長したと感じるのは、吉井で指導した頃。当時、谷勝彦さん（現範士八段）が監督を務めており、影響を受けた。基本に忠実な「正しい剣道」を貫くことの重要性を痛感した。

沼田市は剣道が盛んで、初任校だった旧伊勢崎女時代、初めての合宿を行うなど、思い入れのある場所。多くの剣道関係者に囲まれながら、教師生活を終えることに幸せを感じる。今後は少し休み、人材育成の活動について何ができるか、考えるつもりだ。

（上毛新聞：2019年4月1日号より）

Web版　上毛新聞　https://www.jomo-news.co.jp/sports/gunma/121980